舞台は、三代にわたる国王の放蕩と悪政で混乱するヴィップ王国です。
虐げられた民を助け、降伏した者は殺さない海賊の頭領スパロウが人々の信望を集め、
恐れられるオーク族すら彼に心服して従う反乱が広がり、大陸は戦乱の時代を迎えています。
主人公やる夫は、精霊が憑いた「爆ぜる岩」の氏族に属するオークの戦士で、
一族とともにスパロウ船長のもとで暮らし、船長のために戦っています。
物語は、港をめぐる一騎討ちにやる夫が挑む場面から始まり、勝利した後も倒した人間の戦士を殺さず、
たっぷりの肉料理をふるまって共に食事に誘い、友になろうと声をかける素朴な人柄が描かれます。
読者が行動や技能を安価で選び、隠された判定値と比較して勝敗が決まるシステムで進行する作品です。
子供のように素朴なやる夫の視点で語られるコメディを基調としながら、
精霊の助言を受けつつ戦う場面は迫力をもって描かれます。