花山薫は、かつて「仁王立ちの薫」と呼ばれた伝説のヤクザでした。今はその稼業から足を洗い、連合宇宙軍の少佐である妻・ルリを支える専業主夫として暮らしています。
ある日、妻を職場へ送ろうとした薫は警官に呼び止められ、居合わせた元ヤクザに正体を見抜かれてしまいます。その後も、しつこい訪問販売員や元舎弟、かつての好敵手など、薫の周りには次々と騒動が持ち込まれ、料理の腕とヤクザ仕込みの凄みで一つひとつ丸く収めていきます。
伝説のヤクザという過去と、家族を大切にする主夫としての今が同居する、慌ただしくも温かな日常の物語です。