やる夫は気づけば見知らぬ異世界に放り出されていました。
特別なチートはなく、手持ちは10円カルパス3本のみ。
手ごろな洞窟をねぐらに定め、乏しい食料と川の水だけを頼りに、
火起こしもままならないまま飢えと寒さに耐えて手探りで生き延びようとします。
幾度も命を落としては初日に巻き戻ることに気づいたやる夫は、
無理に人里を目指さず「異世界でなにもしないこと」を目標に据え、引き籠って力を蓄える道を選びます。
ゴブリンやコボルドの集落へ何度も特攻を仕掛けて死闘を重ねるうちに、
身体能力を次の生に引き継げることが分かり、少しずつ強くなっていきます。
死んでも初日からやり直せる力を武器に、やる夫はひっそりと、しかし着実に力を蓄えていきます。
特に何も成し遂げようとしないまま、生き延びることだけをひたすら積み重ねていく異色のサバイバル記です。