物語の舞台は、深淵戦争と呼ばれる大戦の爪痕が残る世界です。
瘴気に汚染された大地はやせ細り、
辺境のアストライア領では住民が虫料理を名物として食べてしのいでいます。
深淵の瘴気を取り込み特別な処置を経ると不死になれますが、不死は殺すべしという法があり、
国家機関「深淵の監視者」、通称不死狩りがこれを取り締まっています。
主人公キャルは、本名をアルといい、深淵戦争を終わらせた600年生きる不死の英雄です。
長年アストライア領に尽くしたのち、自分の命に区切りをつけるため王都を目指して旅立ちます。
伝説の英雄なのに剣の稽古では加減を忘れ、
領主カミナを本気の一撃で追い詰めてしまう不器用な性格の持ち主で、
道中では隣領の依頼で不死狩り序列三位ジャンヌに命を狙われますが、
戦った後は彼女も旅の道連れになります。
安価とダイスで展開が決まるあんこスレ形式の作品です。
伝説の英雄なのに脳筋で加減下手という噛み合わなさも味わいのひとつで、ほのぼのとしたコメディと、
時折のシリアスな展開が入り混じる旅物語になっています。