やる夫は三十年前に異世界へ転生した冒険者です。
授かったチートは「自分だけがゲームで遊べる」という一見役に立たなそうな能力で、
周囲には画面もコントローラーも見えません。
地道な狩りを重ねてBランクまで上り詰めたものの、器用貧乏として煙たがられています。
実力はあるのに芽が出ないまま、弟のやる太と支え合って地味な依頼をこなす日々。
ある日チートが進化し、近くにいれば弟ともゲームを共有できるようになります。
スタンピードや強化ゴブリンとの戦いで思わぬ活躍を見せる一方、ギルドでは不名誉なあだ名がつき、
かつて追放された元パーティから復帰を持ちかけられます。
それをきっかけに、やる夫は弟と町を出る決意をします。
新天地で錬金の店を開き、ゲーム由来の力も頼りに、二人は新しい生活を築いていきます。