物語の舞台は、限界集落と呼ばれるほど過疎化が進んだ地方の村です。
村長の美府出やらない夫と、農業関連企業「酪芽生」の代表取締役を務める入速出やる夫が村おこしに奔走しており、
東京から赴任してきた女医・千川ちひろがその診療所を任されます。
人手が足りず一人で診療所を切り盛りするちひろは、
西行寺のおばあちゃんをはじめ村のお年寄りたちに温かく迎えられながら診療を続けます。
やがて面接にやってきた鷲沢文香、九竹雷、蔵臼本道が仲間に加わり、
診療所は少しずつにぎやかになっていきます。
台風や熊の出没など、村ならではの出来事に追われながら、ちひろはやる夫への想いも募らせていきます。
周囲の温かいおせっかいに見守られながら、ちひろの新しい田舎暮らしと恋の行方が、
少しずつ動き出していく物語です。
方言に戸惑いながらも、村の人々の人情に触れ、少しずつこの土地に馴染んでいく様子も丁寧に描かれます。