数学好きな元女子高生の「できない子」は、禁忌の儀式によって異世界に召喚され、
疫病をもたらす『悪魔』と誤解されてしまいます。
殺されかけたところを千人長アシェラッドに助けられ、隔離期間の末に無実を証明しました。
その後、豪族インノケンティウスの家臣となった彼女は、現代数学の知識を活かして測量法や算術を披露し、
周囲の書記たちを驚かせます。
やがて「知恵の悪魔」として重宝され、都市の内政や首都との駆け引きにも、
その知恵を求められるようになりました。
そんな折、王から下されたのは、街道を荒らす竜を討伐せよという無理難題でした。
竜の狩り方すらろくに知られていない中、危険を感じながらも竜のもとへ向かった知恵の悪魔は、
武力ではなく言葉と知恵によって、この危機に立ち向かおうとします。