物語の舞台は、マグルに隠れて生きる魔法使いたちが実在する世界です。
主人公のできる夫が運ばれるのは、魔法による怪我や病を診る聖マンゴ「魔法」疾患傷害病院。
動く絵や光る水晶のナースコールなど、随所に魔法らしい仕掛けが登場します。
仕事に追い詰められて飛び降り自殺を図ったできる夫は、目覚めると同院のベッドの上にいました。
心臓は止まっているのに体は動くという異常な状態で、記憶操作まで受けているらしく過去もあいまいです。
同室には包帯だらけの少女・乃木園子がおり、自分が魔法使いだと知らされたできる夫は、
基礎を学ぶため院内学校への入学を勧められます。
担当医のBJ先生が心臓のない体を検査する場面など、コミカルな空気の中で物語は進みます。
読者の番号選択で展開が決まる安価形式のスレで、深刻になりすぎないやり取りが持ち味です。
ゾンビのようなできる夫とミイラのような乃木、奇妙な二人の日常が幕を開けます。