高校生の凛が語る物語です。
一見ふつうの学校生活が続く街ですが、その裏には怪異と呼ばれる不可解な存在や、
異能を持つ者たちがひっそりと潜んでおり、そうした事件を秘密裏に処理する組織が水面下で動いています。
凛には、大学を中退していまも家に引きこもっている兄がいます。
夜中にこっそり外出する兄の姿を怪しんだ凛は、犯罪ではないかと疑い、
友人のぼっちちゃんに協力を頼んで後をつけようとします。
やがて友人の卯月が正体不明のアクセサリーを身につけて倒れる事件も起こり、
凛自身も謎の力に襲われかけるなど、身の回りで不可解な出来事が続きます。
実はこの兄こそ、想像した存在を実体化させて怪異と戦う異能者で、
正体を隠しながら組織の一員として密かに人々を助けていました。
それは家族として妹を守るための行動でもあるのですが、凛はそうとは知らないまま、
友人たちと不思議な出来事に振り回されていきます。
一人称のコミカルな語り口で綴られる会話劇です。