皇紀2601年、太平洋戦争開戦の直前に大日本帝国は「神隠し」に見舞われます。
内地以外が消えたと大騒ぎになりますが、
正体は国土ごと異世界へ転移していたのが自分たちの側だったという逆転オチでした。
大混乱の末、陛下は急遽、天皇親政で舵取りを担う羽目になります。
海軍の探索でエルフの女王ユウキと接触した一行は、外交官・井之頭五郎を通じて交渉を進めます。
「魔法が使えるなら」と聞かれ「えっ、何一つ使えないの?」と驚かれる場面は、
地の文で「無自覚高慢ムーヴ」と評されるズレです。
ドルイド100万人の移民に「新しい森を作っていい」と伝えると、
日本中の禿げ山が気づけば果樹園に変わり、果物相場が暴落してしまいます。
安価とダイスの出目に振り回されながら進行し、
百年おきに魔王が復活し神が勇者を召喚してきたという世界の仕組みを知り、
「二度目の転移」を防ぐ国家運営が続きます。
各国の技術を掛け合わせるうち、波動エンジンらしき代物まで生まれる、暴走気味の建国コメディです。