私立南都芸能学園は、生徒の個性や自己表現を伸ばすことを重視した校風の学校です。
世界の滅びを予言する噂が広まりつつある中、雨に烟る校舎には何者かに命を奪われた少女の影がちらつき、
廊下には不穏な空気が重く垂れ込めています。
学年一位の少女のらきゃっと(本名・野良清美)は、
活動実績の乏しい民俗学研究部を率いて学校の七不思議を調べ始めます。
学校から特別に鍵を借りて後輩のねらう瀬を撮影係に誘い、夜の校内へ入って怪異を検証すると、
何かに追いかけられ、扉に赤い手形が残る恐怖を体験しますが、翌朝には跡形もなく消えていました。
のらきゃっとは怪異を「観測する側」の心理として捉え、
シュレディンガーの猫になぞらえながら理詰めで謎へ挑みます。
会話は軽妙で、ホラーとコメディが同居するジュブナイル作品です。