舞台は、大規模なテロの発生から10年が経った東京です。
物語が始まる一日は、テロ復興10年の記念日にあたり、
東京湾のクルーズ船や秋葉原の復興支援センターなど、街のあちこちで記念行事が行われています。
物語は夜22時、テロリストに占拠された東京湾のクルーズ船の場面から始まります。
乗り合わせていたのは、自らを通りすがりのヒーローと名乗る覆面の男。
人質を守ろうと奮闘しますが、その正義感はことごとく空回りしてしまいます。
物語はそこから1時間ごとに時間を遡り、
同じ一日に起きた出来事の全貌を少しずつ明らかにしていく構成です。
家賃の支払いに追われながら牛丼が大好きな女性ゆかりや、何でも屋の仕事をこなすやらない夫など、
街のあちこちでそれぞれの事情を抱えた人々が、この記念日の騒動に巻き込まれていきます。
大勢の登場人物たちの噛み合わない掛け合いが持ち味のコメディです。